英国BESS収益、2026年4月に69,000ポンド/MW/年へ減少
英国における収益は2026年4月に前月比6%減の69,000ポンド/MW/年となり、3月の74,000ポンド/MW/年から減少、また2025年4月の72,000ポンド/MW/年と比べても4%下回りました。この全体の減少の裏には、バッテリーの収益構造の変化が隠れています。4月は市場ごとの偏りがなく、ホールセールのアービトラージとバランシングメカニズムの両方が収益スタックにプラスとなりました。
このバランスは、3月と2月のホールセール輸入・バランシングメカニズム輸出の偏りから通常の状態に戻った形です。
Modo Energyのリサーチ購読者向けに、本記事では以下の内容も取り上げます:
- 各サービスごとの収益変動の内訳
- 記録的な太陽光発電がホールセール価格差に与えた影響
- なぜバランシングメカニズム収益が3月から大幅に減少したのか
- 4月に増加したリザーブ収益
- 全チャートのデータダウンロード
ホールセールとバランシングメカニズムが均等に収益に貢献
4月の収益スタックは、3月や2月に見られたホールセール輸入・バランシングメカニズム輸出の偏りと比べ、より通常に近い月となりました。ホールセール収益は平均23,000ポンド/MW/年でした。
バランシングメカニズムは英国で最も変動性が高く、バッテリーが電力を売る際に最も価値のある市場です。4月はバランシングメカニズム収益が35,000ポンド/MW/年減少しましたが、その分ホールセール収益が増加し、結果として損失は5,000ポンド/MW/年に抑えられました。
周波数応答収益はわずかに増加し、新たに導入された「スローリザーブ」によって補助サービス全体の飽和が緩和されました。リザーブ収益はクイックリザーブ価格の上昇と新たなスローリザーブサービスにより、月間で0.8千ポンド/MW/年増加しました。
ホールセール市場収益
日中価格差が11か月ぶりの高水準に
4月の日中価格差は平均97ポンド/MWhとなり、3月の94ポンド/MWhから拡大しました。一方、デイアヘッド価格差は3月の89ポンド/MWhから79ポンド/MWhへと11%縮小し、日中とデイアヘッドの差は18ポンド/MWhとなりました。





