エグゼクティブサマリー
- 2024年第3四半期、グレートブリテンで259MWの新規バッテリー蓄電容量が商業運転を開始し、今年最大の四半期ビルドアウトとなりました。
- この増加にもかかわらず、2024年のビルドアウトペースは2023年を下回っており、四半期ごとの平均新設容量は226MW(昨年は416MW)です。
- 第3四半期に新設されたバッテリーのうち、バランシングメカニズムに登録されたのはわずか31%で、過去7四半期平均の73%から大きく変化しています。
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- コロケーション型バッテリープロジェクトや新規参入者が第3四半期のビルドアウトにどのような影響を与えたか。
- 長時間運転が主流だったにもかかわらず、2時間型バッテリーが新規容量の38%にとどまった理由。
- 2024年第4四半期がこれまでで最大のビルドアウトとなる可能性。
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はじめに
2024年第3四半期は、これまでで最も多いビルドアウトとなりました。グレートブリテンで新たに259MWのバッテリー蓄電システムが商業運転を開始しました。
これにより、グレートブリテンのバッテリーシステムの総定格出力は4.3GW、総エネルギー容量は5.8GWhとなりました。
2024年第3四半期で四半期ごとのビルドアウトが加速
第3四半期に新たな容量が商業運転を開始したことで、グレートブリテンのバッテリー総容量は4.3GW、5.8GWhとなりました。これは、バッテリーの平均運転時間が1.33時間であることを意味します。




