WECC:EDAMの開始が再生可能エネルギー投資にもたらす影響
2026年5月1日、CAISOの拡張型Day-Ahead Market(EDAM)およびDay-Ahead Market Enhancements(DAME)が、従来から規制されてきた西部インターコネクション全域における卸売のデイアヘッド運用を拡大します。
EDAMは、SPPがRTO Westで西部インターコネクションへ進出した1か月後に開始されます。2027年には競合するMarkets+も立ち上がる予定であり、西部のバランシングエリアは今後10年以内にSPPまたはCAISOの仕組みに参加する動きを見せています。
バッテリーや再生可能エネルギーにとって、これらの拡大は新たな市場商品を導入し、地域全体でのバイラテラル契約の流動性を高めます。
この記事では、EDAM開始にあたり投資家が知っておくべきポイント――2つの新しい市場商品、より広範なクロスBA契約機会、価格動向への影響予測――を解説します。次回の記事ではSPPおよびMarkets+について取り上げます。
主なポイント
- EDAMは2026年5月1日に稼働開始。PacifiCorpが初日から参加し、石炭・ガス・水力・風力・太陽光を合わせて約12GWの発電容量が加わります。
- DAMEにより、CAISOの調達スタックに2つの新しいデイアヘッド商品ペア(Imbalance Reserves Up/Down、Reliability Capacity Up/Down)が追加されます。
- 発電所ノードでのデイアヘッド価格設定により、容量スワップやトーリング契約のバリエーションが拡大します。
- 付帯サービスは当初バランシングオーソリティごとに分離されたままです。リソース適正性(Resource Adequacy)はCAISOのCPUC RAと、WECC BA向けの任意参加型Western Resource Adequacy Program(WRAP)で分かれています。
拡張型Day-Ahead Marketの仕組みについては、CAISOによるDAMEとEDAMのプレゼンテーションをご覧ください。
EDAM開始時にPacifiCorpが基盤となり、2029年まで段階的に拡大
PacifiCorpはEDAMの初日参加者として、石炭・ガス・水力・風力・太陽光を合わせて約12GWの発電容量を追加します。
この初参加企業は2つのサービスエリアを運営しています。Pacific Power(PACW)は北カリフォルニア・オレゴン・ワシントンをカバーし、純輸入地域です。Rocky Mountain Power(PACE)はユタ・ワイオミング・アイダホを担当し、石炭主体の純輸出地域です。MonaとCrag Viewの2つのPacifiCorp内転送ポイントで、EDAM-CAISO間の清算の大部分が処理されます。
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