柔軟な需要がスペインの混雑した接続待ち行列を解消する鍵となるか?
スペインでは、22GWを超えるバッテリー蓄電プロジェクトが系統接続を申請しています。しかし、ボトルネックは物理的なものではありません。ピーク需要は2007年の記録である45.4GWを12%下回っています。Red Eléctricaが最近公開した容量マップが示すように、系統は物理的な空きではなく、契約上のアクセス権が枯渇しているのです。
スペイン市場・競争委員会(CNMC)は2026年2月20日、確定的なアクセスか否かの二択モデルを廃止し、4種類の柔軟な需要アクセスを導入する案を公表しました。パブリックコメントは2026年3月20日に締め切られ、最終決定は現行案と異なる可能性があります。
主なポイント
- CNMCの提案(RDC/DE/003/25)は、スペインの確定的アクセスモデルを4種類の柔軟な需要アクセスに置き換えるものです。意見募集は2026年3月20日までで、最終案は変更される可能性があります。
- 配電網におけるBESS(蓄電池システム)は柔軟アクセスの申請が必須となり、確定的な需要許可は蓄電池には発行されなくなります。
- 現行案では、タイプ1の許可は制約となるネットワーク要素ごとに最大3件までに制限され、最も魅力的なノードでは先行者優位が生まれます。
系統充電の収益性
系統からのインポートアクセスを確保できないリスクは大きなものです。Modo Energyのモデリングによると、系統充電は短期的にBESSの年間収益を約40%押し上げる可能性があります(付帯サービスの収益性が高く、利用可能性とエネルギー確保が最も価値を持つ時期)。今後、蓄電池の参入が増え付帯収益が圧縮されると、この上乗せ幅は急速に縮小します。
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