01 September 2021

水素:ブルーとグリーンの違いとは?

Written by:
Modo Energy

水素:ブルーとグリーンの違いとは?

イギリスの水素戦略では、ブルー水素とグリーン水素の両方の生産への投資が進められています。しかし、その違いは何でしょうか?この動画解説では、ニールが両者の違いについてわかりやすくご案内します。

水素:ブルーとグリーンの違いとは?

現状

現在、イギリスで生産されている水素のほとんどは「グレー水素」と呼ばれるものです。グレー水素は化石ガスから抽出され、その際に発生するCO2は大気中に放出されます。そのため、よりクリーンな水素生産方法が求められています。

イギリス政府の水素戦略では、2050年までに国内エネルギー消費の20〜35%を低炭素水素で賄うことを見込んでいます。そのために、政府はブルー水素とグリーン水素の両方に投資する「二本立て戦略」を採用しています。しかし、両者の違いは何か、そしてなぜこのテーマが議論を呼んでいるのでしょうか?

ブルー対グリーン

ブルー水素はグレー水素と同様に化石ガスから抽出されますが、違いはCO2が発生した際にそれを回収し、地下に貯留する点です。ただし、この過程でも一部のCO2は大気中に漏れてしまい、ブルー水素が低炭素な解決策となるかどうかは、実際にどれだけCO2を回収できるかにかかっています。

一方、グリーン水素はゼロカーボンの選択肢です。再生可能エネルギーによって水を電気分解し、水素を抽出、大気中には酸素のみが放出されます。グリーン水素の課題はコストで、現時点ではブルー水素の2~3倍の生産費用がかかると考えられています。

今後の展望

政府が計画する水素生産の展開がどれほど成功するかは、現時点では予測が困難です。ヨーロッパの水素戦略を見ると、グリーン水素の開発を重視する傾向がありますが、イギリス政府は両方への同時投資を計画しています。

多くの人は、ブルー水素の生産が一時的な措置であり、将来的にはグリーン水素が主流になることを期待しています。しかし、イギリスの水素戦略は、ネットゼロへの道のりにおいてブルー水素も長期的に活用する方針のようです。今後数年で、ブルー水素とグリーン水素のメリット・デメリットについて多くの議論が交わされることでしょう。

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