30分ルールは3月11日から施行されます。これにより、バッテリーは現在の15分ではなく、最大30分間バランシングメカニズムでディスパッチできるようになります。この変更は当初3月1日に予定されていましたが、MEL(最大出力制限)およびMIL(最大入力制限)データの計算・提出システムを調整するため、延期されました。
MELおよびMILの提出には2週間の移行期間があります。
ESOは、3月11日から25日にかけて30分ルールの導入を段階的に実施すると発表しました。この期間中、事業者は15分または30分データのいずれかを提出できます。3月25日までにすべての事業者が30分データの提出へ移行する必要があります。
ESOは、事業者に対し、15分間隔のMEL/MILデータから30分間隔データへの移行予定日・時刻と関連するバランシングメカニズムユニットを連絡するよう求めています。ESOが確認後、そのユニットは30分ディスパッチが可能となります。

ESOは、新しいデータ提出によるBMディスパッチの問題発生リスクを最小限に抑えるため、この方法を採用しています。
MELおよびMILの再申告も30分単位に対応が必要
新ルールにより、バランシングメカニズムでディスパッチされる際、MELおよびMILの再申告も調整が必要となります。
事業者は、BidまたはOffer終了時点でのバッテリーの充電状態を計算し、新しいMEL/MILを決定する必要があります。バッテリーの充電状態(SoC)が現在のMELで有効でなくなるレベルを下回った場合は、新しいMELを再申告してください。

ESOは現時点で上記ガイダンスの強制は行わず、データ提出状況を監視すると述べています。
フィードバックおよび移行情報のESOへの送付方法
ESOはこのアプローチについてのフィードバックを歓迎しており、懸念がある事業者にはbox.balancingprogramme@nationalgrideso.comまでメールを送るよう推奨しています。
また、ESOは移行情報を以下の形式で送付するよう依頼しています。
件名:30分ルールへの移行
メール本文:30分ルールへの移行予定日時および対象BMU
加えて、ESOは今後の移行期間中にMELおよびMILデータ提出量を削減するという従来のガイダンスの重要性も強調しています。その要点のまとめはこちらからご覧いただけます。




