イタリアの需給調整サービス:蓄電池はどう参加し、報酬を得ているか
イタリアでは、卸売取引に加えて、蓄電池(BESS)資産が需給調整サービスにも積極的に参加しています。
イタリアの送電系統運用者Ternaは、電力系統の周波数を安定させ、混雑を回避するためにエネルギーを調達しています。
本記事では、イタリアの卸売市場からTernaのディスパッチプラットフォームまで、これらの需給調整収益の仕組みを解説します。
卸売市場で取引ポジションを決定、Ternaが物理的供給に向けて調整
イタリアの電力取引所Gestore dei Mercati Energetici(GME)は、前日市場(Mercato del Giorno Prima:MGP)を運営しています。
また、入札による時間内取引(MI-A)や連続取引(MI-XBID)も運営しています。
これらの市場で、蓄電池資産の取引ポジションが決定・修正されます。
その後、Ternaは全国ディスパッチ市場(Mercato per il Servizio di Dispacciamento:MSD)を通じて調整を選択します。MSDは3つの主要なサービスに分かれています。
- MSDエクサンテ段階でスケジュールと予備力を事前に準備。
- バランシング市場(MB)は手動による調整を提供。
- 自動周波数復元予備力(aFRR)は制御信号に従って動作;
卸売市場と需給調整経路の概要と、サービス内容・蓄電池の参加状況を示します。
Ternaは実需給時点に近いリソース選択を強化しています。
これによりMSDエクサンテの取引量が減少し、リアルタイム需給調整の重要性が高まりました。
Sign up to read this article for free
Unlimited access to our free articles
Monthly access to 3 Global Research articles
Benchmarks, Forecasts, Ko and more





