南オーストラリアFERM:第1回入札でBESSが圧勝
南オーストラリア州は2025年末、確保型エネルギー信頼性メカニズム(FERM)の第1回入札を開始しました。このラウンドでは、3つの納入期日に分けて合計700MWの長時間供給可能な容量が対象となりました。第1回入札の結果は5月末にASLから発表されました。
6つのプロジェクトが確保型エネルギー信頼性メカニズム契約(FERMA)を獲得し、すべてがリチウムイオン電池でした。ガスプロジェクトや揚水発電は落選しました。これらの勝者が合計で517MW・4,136MWhを確保し、700MW目標の74%となりました。
主なポイント
- 全6件がバッテリーで独占。 リチウムイオンBESSがすべてのFERMAを獲得し、AGLの提案するBarker Inletガスプロジェクトが競争するとの予想を覆しました。
- 応募数は目標に届かず。 ASLは700MWの目標に対し517MWを割り当てました。カテゴリー1は94%(375MW)、カテゴリー2は71%(142MW)、カテゴリー3は該当なしでした。
- 立地が重要。 6つのプロジェクトはいずれも南オーストラリア州の中北部からアデレードへの送電回廊沿いに集中しており、ネットワークの中でも最も強固で需要地に近い場所です。
- 8時間確保ルールで名目出力が半減。 6つのサイトの名目容量は1,334MWですが、8時間要件を満たすため、4時間バッテリーは517MWに抑えられました。
全契約をバッテリーが獲得、ガスは落選
6つの勝者は5社にまたがりました。NeoenはGoyderバッテリー第1・第2段階で2件、Ampyr EnergyはNorthern Battery、IberdrolaはTungkillo、AkayshaはBrinkworth、ZEBREはDartmoorでそれぞれ獲得しました。
Neoenは2つのGoyderプロジェクトで合計150MWと、最大の開発規模を持ちます。AmpyrのNorthern Batteryは単体で最大の125MWです。カテゴリー1だけで割り当て容量の73%を占めます。
勝者はいずれも中北部からアデレード周辺に集中しており、Eyre半島や遠北部にはありませんでした。この集中は偶然ではなく、評価基準がネットワークの強固な部分、需要地近くのサイトを優遇したためです。





