データセンターにおけるオンサイトガス導入の100億ドルの価値
データセンターの開発者は、収益を早期に得られるのであれば、電力料金が2倍になっても商業的に支払う理由があります。
高額な初期投資(CAPEX)が必要なオンサイトガス発電の場合でも、グリッド電力に対するプレミアムは公開されている収益の約2~6%に収まります。設備投資がすでに決定していて、資金調達コストが発生し、納期が迫っている状況では、このコストは十分に管理可能です。
オンサイト(BTM:ビハインド・ザ・メーター)発電を選択する判断には、次の3つの要素が挙げられます。
- 公開情報によると、1MWあたり年間900万~2,500万ドルという高い収益、
- 稼働しない機会損失と比べて2~6%という比較的小さなプレミアム、
- 設備購入や資金調達の義務があり、キャッシュが急速に流出すること。
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最大2,500万ドル/MW・年の収益が、早期稼働を後押し
公開されているデータセンターのクラウド契約からは、開発者が稼働容量からどれだけの収益を得られるかが分かります。下限では、IRENとMicrosoftの契約で、5年間・200MWのIT容量で97億ドル、つまり年間970万ドル/MW相当です。上限では、Nebiusは主要な4件のQ2契約で2,000万~2,500万ドル/MW・年と報告しています。
高いコンピュート収益がオンサイトガスのプレミアムを支える
例として、往復動ガスエンジンの全コストが125ドル/MWhの場合、IREN契約レートでは総収益の約13%、Nebiusのレートでは5~6%がオンサイト電力のコストになります。
しかし、グリッドから電力を購入する場合との差額はより小さくなります。2025年テキサス州の産業用平均価格66ドル/MWhと比較すると、IRENレートでは収益の約6%、Nebiusレートでは2~3%がプレミアムに相当します。
開発者は、大きく2つの選択を迫られることになります。
- 電力を調達して収益を得る、または
- 数年先まで延びる可能性のあるグリッド接続を待つ。
この観点から、Vantageのようなハイパースケーラーが、600台の往復動ガス発電機を契約するなど、従来とは異なる電力調達手段に注目しているのも不思議ではありません。
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