CPP、GRID-C、PILs:SPPの新しい系統連系キューの進め方
SPPの系統連系キューには、現在688件・合計151GWのプロジェクトが登録されています。長期にわたる検討期間のため、プロジェクトが連系契約を得るまでに4年を要していました。2026年3月13日、FERCはSPPの刷新されたCPPキュー設計を全会一致で承認し、このプロセスの加速化が期待されています。
統合計画プロセス(CPP)は、これまで別々だったSPPの送電計画と発電機連系のワークフローを一つに統合した評価手法です。
SPPはネットワーク上で発電機が最も必要とされる場所を特定し、市場参加者にその地点への接続申請を促します。従来の申請プロセスを逆転させた形です。
旧キューで停滞していた開発者にとっては、より迅速な進行が可能となる再挑戦の機会となります。
主なポイント
- CPPは、従来中央値51ヶ月だった連系契約取得期間を10ヶ月へ短縮することを目指しています。
- 計画連系地点(PILs)は、開発者に事前審査済みの接続ポイントを提供します。PILでは、唯一の連系コストは標準化されたGRID-C手数料のみとなり、将来的な予期せぬネットワーク増強費用を回避できます。SPPはサービスエリア全体で数百のPILを特定する見込みです。
- GRID-Cの負担額は、SPPでの過去の連系コストより大幅に高くなる可能性があります。開発者は将来の不確定な費用ではなく、事前に決まった金額を支払います。
- 最初の移行用CPPクラスター調査申請期間は2026年4月1日から5月31日まで。初回サイクルの最終契約は2027年初旬に見込まれます。
CPPはPILsとGRID-Cで連系コストの不確実性を解消
従来システムでは、開発者が連系地点を提案し、ネットワーク増強費用が判明するまで何年も待つ必要がありました。これらの費用は遅れて通知され、変動も大きく、プロジェクトの離脱による再調査が頻発していました。
CPPでは、以下の2つの仕組みでこれを解消します。
- 計画連系地点(PILs):送電容量が存在または計画されている事前審査済みの系統接続ポイント。
- 連系開発一般料金(GRID-C):追加のネットワーク増強費用を回避できる、標準化された事前支払い型の連系コスト。
SPPにおける風力・太陽光の成功プロジェクトの連系コスト中央値は$34/kWでした。新たなGRID-Cは、2026年秋に最終決定されると、これの2倍程度に落ち着く見通しです。
開発者は、予期せぬネットワーク増強費用を回避するため、連系コストのプレミアムを支払います。過去には$1,000/kWに達したケースもあり、申請から数年後にプロジェクトが離脱する要因となっていました。
非計画連系地点(UPILs)で建設されるプロジェクトは、GRID-Cに加え、100kV未満のネットワーク増強にかかる直接割当コストも負担します。
新CPPキューへの申請時期と方法
最初のCPPウィンドウは移行サイクルとなります。2026年4月1日開始、5月31日締切。開発者はこの期間内に、技術モデル、100%の用地確保証明、金融保証金を含む完全な申請書を提出する必要があります。
ウィンドウ終了後、SPPが申請内容を検証し、6月~7月の修正期間で技術的な誤りを修正します。8月から180日間の連系クラスター調査が始まり、契約締結は2027年春を予定しています。
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