2024年6月のERCOTにおけるバッテリー収益は、2023年6月と比べて85%減少し、平均収益は年間換算で$45/kWとなりました。2023年にはバッテリーが年間$309/kWという大きな収益を上げていたことと比較すると、大幅な減少です。

実際、6月から8月の夏季に得られた収益は前年比で約90%減少しました。
これまで夏季はバッテリー蓄電事業にとって高収益の日が多い時期でしたが、2024年は記録上6番目に暑い夏であったにもかかわらず、状況は大きく異なっています。補助サービス分野での競争激化、再生可能エネルギーの導入拡大、戦略的オペレーションの変化などが、この大きな変化を生み出しています。
この短編エピソードでは、Modo EnergyのERCOTマーケットリードであるBrandt Vermillion氏がQuentinとともに、夏季におけるERCOTのバッテリー収益の動向について解説します。
トークの中では、以下のトピックが議論されます:
- ERCOTにおける蓄電池および太陽光発電の最近の導入状況
- 夏季がバッテリー収益にもたらしてきた歴史的な重要性と、2024年に変化した理由
- 市場競争の激化や補助サービスの飽和状態についての洞察
- 新たな収益獲得戦略としてのDART(Day Ahead Real Time)取引の紹介
- 収益の変動に対応する手段としてのトーリング契約の登場
エピソード内で紹介された内容:
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