エグゼクティブサマリー
- 2024年第4四半期、イギリスでは812 MWhの新しいエネルギー容量が稼働を開始し、四半期単位で過去最大の増加を記録しました。
- 第4四半期に新設された全てのバッテリーサイトはバランシングメカニズムに登録されており、卸売取引や系統バランスなど高エネルギーサービスの重要性が高まっていることを示しています。
- 第4四半期に追加された新バッテリー容量の98%が2時間以上の運転時間を持ち、より柔軟性の高い長時間蓄電へのシフトが進んでいます。
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- 2024年第4四半期のバッテリー導入が過去の四半期とどう比較され、今後の市場動向に何を示唆するのか。
- 系統接続の遅延がバッテリー導入に与える影響と、今後稼働予定のプロジェクトの見通し。
- 2025年に稼働開始が見込まれる主要バッテリープロジェクトと、GB全体のバッテリー容量が6GWへと近づく見通し。
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2024年第4四半期に812 MWhの新規バッテリー蓄電システムが稼働開始
2024年第4四半期は、商業運転開始となった新しいエネルギー容量と、バランシングメカニズム登録数が共に過去最高を記録しました。381 MW / 812 MWhの新規バッテリー蓄電システム(BESS)がイギリス国内で商業運転を開始しました。
これにより、2024年末時点でイギリスのバッテリーの合計定格出力は4.7 GW、合計エネルギー容量は6.6 GWhとなりました。
この記事内では、バッテリー蓄電の「パイプライン」や導入「予測」についても言及しています。
- :イギリスで建設予定の資産リスト。各プロジェクトには商業運転開始予定の四半期が設定されています。




