さらに多様なエネルギー市場データ:CAISO、英国のインターデイ市場などを追加
エネルギー市場データへのアクセスは、将来を見据えるあらゆるビジネスにとって有益です。特に、バッテリーエネルギー貯蔵や太陽光発電、そしてコンピュートのような大規模な需要源への投資を検討しているチームにとって、エネルギー市場データは不可欠です。
そこで、バッテリーエネルギー貯蔵を検討するチームがより簡単に意思決定できるように、またユーザーからのご要望を受けて、Modo Energy APIにアップグレードと新機能を追加しました。
カリフォルニアISO(CAISO)

ロイターによると、2024年4月時点でアメリカのエネルギー貯蔵容量の55%以上がカリフォルニア州にあります。さらに導入ペースは加速しており、現在の7ギガワットに加え、年間約30%の成長が見込まれています(Wood Mackenzieより)。
ですので、カリフォルニア市場に注目していない方は、ぜひご検討ください。
このような市場で資産がどのように運用されているかを理解することは、将来の市場でどのように資産が運用されるかを知る鍵となります。そのためには、適切なエネルギー市場データへのアクセスが不可欠です。そこで、CAISOの主要データをModo Energy APIで無料提供いたします。
現在ご利用いただけるデータは以下の通りです:
- CAISO内の各地域でDay-Ahead Marketを通じてクリアされた補助サービス価格。
- Day-Ahead統合先渡し市場における各ノードの位置別限界価格。
- Day-Ahead統合先渡し市場(残余ユニットコミットメント)における各ノードの位置別限界価格。
- CAISO各地域で15分市場(FMM)を通じてクリアされた補助サービス価格。
- リアルタイム市場(15分市場、FMM)におけるリアルタイム事前配分の位置別限界価格。
- リアルタイム市場(5分市場)におけるリアルタイム配分の位置別限界価格。
- CAISO市場におけるグリッドスケールバッテリーの情報(各市場でのバッテリーエネルギーの放出量、各市場でのバッテリーの総充電状態、単体および共同設置バッテリーの補助サービス受賞状況など)。
英国のインターデイ電力価格と取引量:全注文簿データ
英国でバッテリーエネルギー貯蔵がどのように収益を上げられるかを理解するには、インターデイ市場の理解が不可欠です。(エネルギー市場データに不慣れな方や復習したい方は、この動画がわかりやすい解説です。)
Epexからリアルタイムのインターデイ価格や取引量を取得するのは簡単ではありません。しかし、私たちのチームがその作業を代行しましたので、皆さまは手間なくご利用いただけます。

クリーンなタイムスタンプ付きエネルギー市場データ
世界中からデータを取得するのは多くの理由で難しいですが、特にタイムゾーンの違いが大きな障害となります。正確なタイムスタンプがなければ、なぜ昼や夜中に価格が急騰しているのか、半日かけて調査するはめになるかもしれません。
そこで、CAISOとERCOTの全データのタイムスタンプ管理方法を見直し、クリーンアップを行いました。
P.S. まだModo Energy APIを使ったことがない方へ、すぐ始められる簡単なガイドをご用意しています:






