26 September 2023

ファーム・フリークエンシー・レスポンス:10月の結果が公開されました

ファーム・フリークエンシー・レスポンス:10月の結果が公開されました

2023年10月のファーム・フリークエンシー・レスポンス(FFR)オークションの結果が発表されました。ナショナル・グリッドESOによる11月以降のサービス終了計画に変更がない中、残り2回となるオークションの結果はどうだったのでしょうか?

2021年以降で最も少ない受入量にもかかわらず、10月の価格は安定

最新の入札ラウンド(10月分)の受入量と価格はどのようになったのでしょうか?

⬇️ 今月の入札ラウンドでは、サービス終了の一環として要件が50MW減少し、150MWとなりました。(詳細はこちら)

📊 その結果、オークションで平均151MWが受け入れられました。

⚖️ 10月分の受入契約価格はほぼ変わらず£5.38/MW/hでした。5月以降6か月間の平均価格は£5.70/MW/hです。

⚡️ オークション全体の平均入札価格は£8.55/MW/hで、8月分オークション時と同水準に戻りました。

価格の安定は、短期契約の柔軟性が市場で評価されている証拠

受入量が減少し続けているにもかかわらず価格に変化がないことから、市場がこれ以上下げられない「下限」に到達したことが示唆されます。この価格は年間約£50,000/MWに相当し、最近の一部月のフリート収入よりも高い水準です。

これは、ダイナミック・コンテインメントの価格が下がっているにもかかわらず、事業者が月単位の契約に縛られず収益の上振れを重視していることを示しています。

大規模な受入量が再び登場

最近のオークションでは、デマンドサイド・フレキシビリティを提供する事業者による小規模契約が最も高値を付けることが多かったですが、10月はグリッドスケールの蓄電池エネルギー貯蔵システムが最高価格を獲得しました。

来月のオークションが月次FFRの最終回に

月次FFRの終了時期について、ナショナル・グリッドESOのスケジュールに変更はありません。つまり、来月のオークションがこのサービスの最後となり、11月分が対象となります。

過去のオークション結果もご覧いただけます: