2026年1月、猛暑による価格高騰でNEMバッテリー収益が2倍に
オーストラリアで1月に続いた猛暑は、2025年半ば以降で初めてバッテリー蓄電システムの収益を大きく押し上げました。NEM全体の収益は12月の$64k/MW/年から$121k/MW/年へと増加し、特に南オーストラリア州で顕著でした。1月26日の極端な高温により、同州の1日あたりの価格差は過去12か月で最高となりました。
クイーンズランド州とビクトリア州ではほとんど改善が見られませんでした。両州の収益は再生可能エネルギーの出力増加やピーク需要の上昇にもかかわらず、数か月ぶりの低水準付近にとどまりました。
本記事では、2026年1月のグリッドスケールバッテリー収益について、月ごとの比較、エネルギーおよびFCASの貢献、州別の動向、資産ごとのパフォーマンスなどを解説します。
先月のレポートはこちらからご覧いただけます。
エグゼクティブサマリー
- NEM全体のバッテリー収益は月間で2倍となり、1月は$121k/MW/年に到達。月末の猛暑による価格変動が主因です。
- 南オーストラリア州のバッテリーは$356k/MW/年を稼ぎ、他州の3〜6倍となりましたが、艦隊全体で最も低いキャプチャ率を記録しました。
- FCAS価格は5か月連続で低水準かつ安定。エネルギーアービトラージがほぼ全収益を占め、FCASからの収益は最小限でした。
1月のバッテリー収益はほぼ2倍、猛暑でNEMの電力価格が急騰
1月26日の猛暑がNEM全体のバッテリー収益を大きく押し上げ、全体で$121k/MW/年となりました。急騰はあったものの、収益は12か月平均の$126k/MW/年を下回りました。収益のほぼ全てはエネルギーアービトラージによるもので、FCAS市場からの寄与はごくわずかでした。
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